Haropy

しゃぼんだま


1 しゃぼん玉(だま)飛(と)んだ 屋根(やね)まで飛んだ

屋根まで飛んで こわれて消(き)えた

しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた

生(うま)れてすぐに こわれて消えた

風(かぜ) 風吹(ふ)くな シャボン玉飛ばそ

2 しゃぼん玉飛んだ 屋根より高(たか)く

ふうわりふわり つづいて飛んだ

しゃぼん玉いいな お空(そら)にあがる

あがっていって かえってこない

ふうわりふわり しゃぼん玉とんだ


作詞者 野口雨情が愛娘の死を悼んで作った曲ということは良く知られている。

こういう話だ。野口雨情が活躍した時代はもちろんテレビもラジオもなく、作詞家や作曲家はその普及のために童謡歌手を連れて日本中を旅して回った。そうした旅の途中の徳島で、野口雨情は幼い娘が急死したという電報を受け取った。そのとき町の中は土砂降りの雨だったが、雨情は居ても立ってもおられず電報を握りしめて雨の町中を狂ったように走り回った。その悲しみの中で書いた童謡が「しゃぼん玉」だった、という。